ビスタラは、総合的な旅行体験の向上を目的として、無料ワイヤレスストリーミングを提供する機内エンターテイメント「Vistara World(ビスタラ・ワールド)」に投資しました。
今年8月の規制当局の最終承認を待って、現在の21機のAirbus A320を保有し、今後さらに同機体数の増加が期待されているインドの航空会社「ビスタラ」の全機体にBlueboxによるワイヤレスIFEが導入される予定です。
昨日行われた新しい料金体系の発表の一環として、ビスタラは「Vistara World」の導入を発表しました。これは、個人のハンドヘルドデバイスやノートパソコンに70時間超のビデオやオーディオコンテンツをワイヤレスでストリーミング配信する無料機内エンターテイメントシステムです。本日、Blueboxは、ビスタラの乗客に「Vistara World」を提供する技術ソリューションとしてBluebox Wowが選ばれたことを発表しました。
規制当局の最終承認を待って、2018年8月に「Vistara World」が全機体に展開される予定となっています。ポップ、ジャズ、ブルース、ロック、エレクトロニカ、イングリッシュレトロ、インド音楽などのジャンルの音楽、またドラマ、ロマンス、コメディ、スリラー、アクション、アドベンチャーといったさまざまカテゴリのボリウッドやハリウッド映画など、そしてインドや海外の短編、ビスタラの機内誌のような色々な読書資料が含まれた豊富なコンテンツのマルチメディアライブラリを備えています。
ビスタラのストラテジ&コマーシャル・オフィサー、サンジブ・カプーア(Sanjiv Kapoor)氏は、「機内エンターテイメントコンテンツのワイヤレスストリーミングを導入することで、お客様が望んでいる要素を提供し、効率的かつコスト効率の高いIFEソリューションを通して、全体的な顧客満足度と体験を向上させることができます」と語っています。
Blueboxのビジネス開発ディレクター、デビッド・ブラウン(David Brown)は、「最終的な承認が待ち遠しくてたまりません。承認が下りれば、インドの空を飛ぶビスタラでワイヤレスIFEを提供できるようになります。Bluebox Wowはビスタラの現在のニーズに合う強力かつ便利なソリューションであるだけでなく、同航空会社の将来的な成長をサポートするのに十分な柔軟性を備えているため、ビスタラの路線拡大に沿って『Vistara World』で確実に乗客を魅了し続けることができます」と述べています。
航空機の種類を問わず、その客室内の乗客用デバイスにコンテンツをストリーミング配信するポータブルなワイヤレス ストリーミング プラットフォーム「Bluebox」は、最大1.6テラバイトの映画、テレビ番組、オーディオ、ゲーム、その他のデジタルコンテンツを格納する機能を備えています。これは、所有コストが著しく低い離散型弁当箱サイズのポータブルな装置です。頭上の荷物入れに安全に収納でき、筐体の単一の交換可能な充電式バッテリで、同時に15時間分のストリーミングビデオコンテンツを提供することができます。
ビスタラ(TATA SIA Airlines Limited)について:「ビスタラ」のブランド名で知られるTATA SIA Airlines Limited(タタSIA航空)は、Tata Sons Limited(タタ・サンズ)とSingapore Airlines Limited(SIA/シンガポール航空)との合弁会社で、Tata Sonsが過半数の株式(51%)を保有し、残りの49%をSIAが所有しています。ビスタラはTataとSIAの伝説的なおもてなしの心と世に知られたサービスの卓越性を取り入れ、乗客に思い出深いパーソナライズされた旅行体験を提供することを目的とするインドで最も優れたフルサービスキャリアです。
インドの航空業界において最高水準を達成することを目指して、ビスタラは2015年1月9日に運航を開始しました。
AirbusおよびA320はAirbusの商標です。