国内線とRH(リージョナルハブ)路線に就航する
新しいエンブラエルE190-E2とエアバスA320航空機にBluebox Wow導入
英国、ダンファームリン – 先週の金曜日にアスタナ国際空港で開催された特別記念導入イベントでエア・アスタナ(Air Astana)が披露したのは新しいエンブラエルE190-E2の印象的なユキヒョウのデザインだけではありませんでした。この航空機には、ポータブルなBluebox WowワイヤレスIFEが導入されていたのです。これは、この新しい航空機の乗客に機内エンターテインメントを提供するためにエア・アスタナが選択したE190-E2初の製品です。
「エア・アスタナでは皆、初のE190-E2を導入できたことを喜ばしく感じています。パイロットたちが容易に移行して、サービスを円滑に開始できることを楽しみにしています。当社はエンブラエルのEジェットのことはよく知っています。経済性、環境への影響、そして乗客の快適性と利便性のレベルに関して、この新世代の航空機に高い期待を寄せています」と、エア・アスタナの社長兼最高経営責任者(CEO)、ピーター・フォスター(Peter Foster)氏は語っています。
Blueboxのビジネス開発ディレクター、デビッド・ブラウン(David Brown)は、「エア・アスタナの新しいE190-E2航空機の導入に関与できたこと、そしてBluebox IFEの技術革新により、エア・アスタナがその乗客の方々に新しいサービスを提供するというニュースを皆さんにお伝えできることを大変喜ばしく感じています。
10年近くエア・アスタナにIFEソリューションを提供してきたプロバイダとして、この受賞歴ある旅客体験の進化に当社が貢献できたこと、そしてまた業界初として新E190-E2にポータブルワイヤレスIFEが導入されたことを大変誇りに感じています」と述べています。
Bluebox Wowはエア・アスタナの新しい5機のE190-E2に導入されるだけでなく、2019年2月には5機のエアバスA320のビジネスクラスにも搭載される予定です。BlueboxのワイヤレスIFEが同航空会社に導入されるのはこれが初めてですが、エア・アスタナはBlueboxの2009年以来の顧客で、現在、エアバスA320、A321、ボーイングB757、およびエンブラエルE190航空機のビジネスクラスでBluebox Ai iPadが使用されています。
エア・アスタナのA320にBluebox Wowが追加されることで、850 Bluebox Ai iPadがBluebox Hybridにアップグレードされ、プリロードされたアーリーウィンドウコンテンツ(早期に公開される映画など)と追加のストリーミングコンテンツの両方にアクセスできるようになります。Bluebox Hybridデバイスはエア・アスタナの全機に導入されている既存の固定ワイヤレスシステムにも接続できるため、こうした航空機のビジネスクラスの乗客にも追加のコンテンツを提供することが可能となります。
Bluebox Wowを利用することで、ウェブブラウザの種類を問わずアクセスできる映画、テレビ、オーディオ、ゲーム、デジタルメディアなど、広範にわたるコンテンツを、航空機客室内の乗客用デバイスに対してワイヤレスストリーミング配信することができます。所有コストが著しく低いBluebox Wowは離散型で、頭上の荷物入れに収納できるポータブルな弁当箱サイズの装置です。
12月3日に最初のE190-E2航空機5機がエア・アスタナに納入されました。ブラジルから到着した航空機には、機首に特別なエア・アスタナの「ユキヒョウ」がデザインされています。これは、カザフスタン南部の山々に生息するこの大きなネコ科の野生動物が絶滅の危機に瀕している現状に対する注意を喚起することを意図しているのです。エア・アスタナはまた、国内で減少しているユキヒョウの保護に緊急措置を講じているカザフスタンのWildlife Without Borders Fund(国境なき野生生物保全)に1万ドル/380万テンゲを寄付しています。
2011年に初めてE190を導入したエア・アスタナは、現在9機の同航空機を保有し、カザフスタンと中央アジア諸国において国内線とRH(リージョナルハブ)路線を運航しています。エア・アスタナの保有機にはエアバスA320型機やボーイング767-300ER、757-200が含まれていますが、古いエンブラエルE190航空機はE190-E2に置き換えられる予定です。 前モデルと同じサイズのE190-E2は、2+2席の配置で、最大114人の乗客を収容できます。この新しいジェット機は、さまざまな燃料とMRO関連コストを大幅に削減できる設計となっているだけでなく、環境性能にも非常に優れています。
エア・アスタナについて(www.airastana.com)
カザフスタンの航空会社「エア・アスタナ」は、アスタナ国際空港とアルマトイ国際空港をハブ空港として60を超す国内線と国際線を運航しています。2001年9月に設立され、2002年5月15日に営業を開始した同社は、ボーイング767、757、エアバスA319、A320、A320neo、A321、A321neo、およびエンブラエル190航空機を保有しています。
ロシア、独立国家共同体(CIS)、東ヨーロッパからの航空会社として、エア・アスタナはSKYTRAX(スカイトラックス)による2012年「World Airline Awards」で名誉ある4つ星評価を獲得した初の航空会社となり、同年に「The Best Airline in Central Asia and India(中央アジアおよびインドで最も優れた航空会社)」にも指名されました。さらに、この両方の栄誉を2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年と連続で獲得しています。エア・アスタナはカザフスタン政府系投資ファンド「Samruk Kazyna」とBAEシステムズ(BAE Systems)の合弁会社で、それぞれが51%と49%の株式を保有しています。また、2018年にはトリップアドバイザー(TripAdvisor)のトラベラーズチョイスアワードを受賞しました。
注
エンブラエル、E190-E2、およびE190は、Embraer S.A.の商標です。
エアバス、A319、A320、A320neo、A321、およびA321neoは、Airbusの商標です。
ボーイング、767-300ER、および757-200は、Boeing Management Companyの商標です。